オーガズミックバース
テレビで見る限り、出産は感動的ではあるけれど痛くて怖くて辛いもの。
そんな風に思っていました。
でも東洋医学系の本を読むようになって、どうやら食事等でしっかり体調を整えた人のお産はラクになることがあるらしいという事を知りました。
マクロビオティックの本では、あるお母さんが「こんなにラクなら何度でも産めると思った」と言っていたし、未来食つぶつぶの大谷ゆみこさんも「自宅出産で、四つん這いになってふと下を見るともう産まれていた」みたいな事を確かご著書に書かれていたような。
びっくりしました。
でも更に驚く事に、深い恍惚感を感じながら産む人まで存在するらしく。
そんな「気持ちいいお産」を記録したドキュメンタリー映画、「オーガズミックバース」を観てきました。
全部で7組のカップルを取材していますが、特に印象的だったのが最後に登場した女性。
始終うっとりとした笑顔で、本当に気持ちよさそうな表情で出産されていました。
時折恍惚のあまり目がファ~ッと上向いたりしていて。
「すべての陣痛は優しくて、痛みとは感じられなかった。2回大きな恍惚感を感じた」というような事を話されていました。
そんな事があり得るのかーーー!!(゚Д゚;)
気持ちいい出産のポイントは、妊婦さんが自力で産めると強く信じている事、そしてリラックスしている事らしいです。
それらが出来ていると恍惚感を引き起こす「幸せホルモン」オキシトシンが分泌されやすくなる模様。
リラックスするのに良いためもあってか、映画に登場する方達の多くは水中出産をしていました。
プールの水は多分温水・・だと思う。
ぬるいお風呂に入るとリラックスするもんな。
あと旦那さんが出産中もキス&ハグしていたり。
そこはさすがアメリカーン!Σ(・ω・ノ)ノ
日本人にはハードルが高い気がしますが・・。
それから照明を暗めにして、ごく親しい信頼できる人だけに立ち会ってもらうようにしている方も多かった。
映画上映後にデボラ監督からのメッセージも映し出されました。
それによるとこの映画に登場する、いわゆる現代アメリカでは「普通のお産」とされる医療介入の多い出産の例として取り上げられた病院で働く看護師や医師達は、試写会後に自分達は最善のケアをしてきたつもりだったけど、オーガズミックバースというものが存在する事すら知らなかった。こんなに素晴らしい出産は見たことが無い。これに近付けるために医療の現場を変えたい、と言ってくれたのだそうです。
医療技術が発達したお陰でそれまでは救えなかった命も救う事が出来るようになり、その恩恵はとても大きいけれど、用心が過ぎて陣痛促進剤や麻酔、帝王切開などの処置を不要な人にまで施すケースも増えてしまったとのコメントと共にこの病院が映されているため、監督としては当初病院から「賞賛されると思って取材許可を出したのに騙された!」とか「訴えてやる!」と言われるかも・・とドキドキしていたそうです。
でも予想とは全く異なるその反応。
何とも寛容で素敵な病院だなぁ。
↓映画の予告動画
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