命を支える命の数
環境省によれば、6月は環境月間。
ということで、それらしい記事を。
昔読んだ髙坂勝さんの「減速して生きる ダウンシフターズ」という本の中で印象的だった文章をいくつかメモしていて、その中の一つに次のようなものがありました。
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人はマグロ2切れで、10分間生きるカロリーを摂取します。
マグロ2切れに1000匹のイワシが命を捧げます。
1匹のオキアミには、5兆匹の動物性プランクトンが命を捧げます。
動物性プランクトンには、50兆の植物性プランクトンが命を捧げます。
人はわずか10分を生きるために、どれだけの命に支えられているのでしょうか。
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(プランクトンの絵省略しちゃったけど)
!!!!!!!!!
そうなんだ!(゚Д゚;)
この眩暈のしそうな命の数に驚いて、鳥肌が立ったのでありました。
これだけの命を毎日養って無償で与え続けてくれる自然の仕組みの不思議さにも、その懐の深さにも、のけぞりそうになる。
どうしてそんなことが可能なのか、本当に不思議。
自然のシステムの完璧さと、構成要素の一つ一つが不思議すぎる。
土って何なんだ。
水って何なんだ。
空気って何なんだ。
科学的に説明する言葉はあるんだろうけど、なんでそれぞれがこんなにうまいこと影響し合って自然界が回ってるのかが謎。
中学生の時、理科の時間で食物連鎖のピラミッド(下に位置する植物は数が多く、上に位置する肉食動物は数が少ない、というやつ。)の事を習った時も、「うぉーーー!!そうか!!!自然って何てうまくできてるんだ!すごーい!」って思った。
話が少し逸れましたが、食物連鎖の中で食べられていく側の命の数、そしてそうやってできた食べ物を私たちが手に入れられるようにするために関わった人の数をそれぞれ数えていったら、いったいいくつになるんでしょうね。
昔、ごはんを食べる前にその食材に関わった人を想像するということをやってみたら
種を売る人、野菜を作る人、収穫した野菜をパッキングする人、そのパッケージを作る人、運搬する人、野菜を仕入れる人、(物によっては)加工する人、陳列する人、商品を管理する人、販売する人・・
等々、果てしな過ぎてびっくりしてしまったのでした。
食べ物って膨大な数の命から出来ていて、色んな物や人のエネルギーが注がれていて、それを毎日食べられるって、奇跡みたいですね。
環境を良くするには、私たちが日々食べ物の作られ方や調達の仕方を想像して、何を選んでどう調理するかに気を付けるという事は、絶対に外せないなと考えています。
・・・って言いながら、すぐ忘れちゃうんですけどね。
忘れたらまた思い出して、できるところから。
ゼロか100かより、程度の差はあれ、それぞれができることをするのが大事だと思う。
冒頭に紹介した本はこちら。
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最後までお読みくださりありがとうございました(^^)
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