木の家と

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初めての入院をして

 子宮外妊娠(正式名称は異所性妊娠)をしてしまい、先月生まれて初めての入院をしました。

受精卵が子宮に到達せず、右卵管で止まってしまい、そこで流産してお腹の中に出血していたとのこと。

私の出血量は450mlだったそうですが、多い方だとリットル単位になる事もあり、死に至ることもあるそうです。

腹腔鏡で右卵管を摘出し、お腹の中に出血してしまった血を抜き、掻爬手術も受けました。

怖いなと思ったのは、物凄い激痛とかでなくても即手術が必要な状況になっていることもあるということ。

入院当日職場でお腹がとても痛くなって、血の気が引いて顔が冷たくなるし、なぜか眠くないのにあくびがやたら出るし、吐き気もするという状況になり、これはちょっとやばそうだなと思って職場の近くにある総合病院に電話をしたわけです。

その病院は基本的には予約や紹介状のある人しか診れないとのことでした。

でも以前かかった別の病院では「恐らくごく初期の流産だけど、子宮外妊娠の可能性もゼロではないから経過に注意するように」と言われていた旨を伝えると、それなら危ない状態かもしれないので、救急車を呼んで来て下さいと言われました。(救急車で行けば予約無しで診てもらえるので。)

この電話が保留になってしばらく待っている間にトイレに行きたくなって、排泄を済ませると痛みが大分和らいで、自力で帰宅できそうなまでに回復してしまいました。

救急車を呼ぼうか非常に迷ったのですが、「職場に救急車呼ぶと目立って恥ずかしいな」とか、「歩けるのに救急車呼ぶってどうなのよ」とか、「排泄で痛みが和らいだってことはただの便秘だったりして・・」なんて思いがよぎり、救急車を呼ぶのは止めて帰る事にしました。

帰路先程の病院に再度電話し、歩けるまで回復したので帰宅する旨を伝えると、それでもやはり危ない状態かもしれないから戻って来て下さいと言われました。

救急車を呼ばずに予約無しで診てもらう場合、別途料金がかかるとのことでしたが、結局その料金を払って診てもらうことに。

結果、お腹の中に出血してしまっているから、即日入院・手術ですと言われて驚きました。

看護師さんに「今の痛みを10段階で表現するといくつですか?」と訊かれた時、「5です。」って答えてたんです。

痩せ我慢とかでなく。

それ位の痛みでも即手術が必要な事もあるんですね。

皆さんも病院から救急車呼んで来て下さいと言われるようなシチュエーションがあれば(あまり無いとは思いますが・・)、遠慮なく呼んで受診されて下さいね。

もし見立てが外れて緊急事態ではなかったとしても、申し訳ないとか恥ずかしいとかいう気持ちが湧いてしまうかもしれませんが、それ以上に「外れて良かった!」と思えば良いと思います。

それからもし子宮外妊娠の可能性があって、痛みがあって心配だから受診されたいという方がいらっしゃったら、手術もできる大きな病院に相談された方が良いと思います。

私は今回の入院の前にも何度か右下腹部が痛くなる事があり、一度小さなクリニックに電話をしたら「子宮外妊娠の可能性があるなら、手術が必要かもしれない。うちではできないから大きな病院で受診された方がいいですよ」と言われた事があります。

 

5日間の入院で感じたこと。

先生や看護師さん達のお仕事は尊く有り難い。夜勤もあって大変なお仕事にも拘らず、いつも笑顔で優しく接して下さって、感謝と尊敬しかない。

帰ろうとする私を引き止めてくれた先生の判断に感謝。もしあのまま帰ってたらどんどん出血が進んで危なかったかもしれない。

具合が悪くなった当日に受け入れてくれたこの病院に、比較的ダメージの少ない腹腔鏡下手術ができる先生がいてとても助かった。(腹腔鏡下手術は開腹手術に比べて傷が浅いので回復が早い一方で、高度な技術が必要なため、どの病院でも行えるものでは無いようです。)

でも同じフロアに産科もあるから、赤ちゃんの泣き声が聞こえたり、妊婦さんとすれ違ったり、赤ちゃんと対面しているお父さんを見かけたりしてやっぱり辛い・・。

 

 今回の手術で右の卵管を失った事はとても悲しかったですが、「左は残ってるから大丈夫」と自分に言い聞かせていました。

でも退院前の診察時に「検査の結果、左の卵管も閉塞の可能性がある」と言われてショックで泣いてしまいました。

立ち会っていた看護師さんまで「泣いていいんですよ」と私に声を掛けながら一緒に泣いてくれました。

2週間程度の自宅療養を経て職場に復帰しましたが、未だに悲しみが癒えずにいます。

一日中悲しんでいる訳ではありませんが、色々なきっかけで悲しい気持ちが蘇る。

例えば「元気になって良かったね。退院おめでとう」と言われた時。テレビのCMで赤ちゃんと親の絆を描いたものを見た時。先輩に3人目のお子さんが生まれたと聞いた時、等々。

入院する前に別の病院で「恐らくごく初期の流産です」と言われた時は、まさか自分が妊娠したとは思っておらず(自然妊娠は難しいと不妊治療のクリニックから言われていたので)、少量の出血が続いていたのも何か他の原因だと思っていました。自分で「妊娠してるかも」と検査して「やった、陽性だ!」と喜んでから告げられた訳ではなかったので、その時は割と冷静に受け止められていました。子宮外妊娠の可能性はゼロでは無いが低いとも言われたので、むしろ「私、自然妊娠できたんだ。今回は残念だったけど、希望が持てるかも」と思っていたくらい。

だから今の悲しい気持ちは流産した事よりも、右の卵管を失ってしまって左の卵管も閉塞しているとなると、自分が思っていたよりも更に妊娠が難しい状況なんだという現実に直面してしまった所から来ているんだと思います。

私より辛い状況にある方は沢山いらっしゃるはずですが、でも自分が今悲しいと感じているのは事実なので、「もう充分休んだんだからしっかりしなきゃ」とか、「生きてるだけで有り難いんだから、もっと前向きにならなきゃ」などと自分を叱咤することなく、悲しい時はその自分の心に寄り添おうと思っています。

ネガティブな感情は出してはいけないものとしてねじ伏せてしまうと、後々までくすぶるらしいので。。

 

今回の入院の話を伝えた友人から、心のこもった贈り物をもらいました。

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 柴犬柄の腹巻きパンツに彼女のお気に入りのお菓子にタンポポコーヒー。

タンポポコーヒーはノンカフェインで体を温めて妊活にも妊婦にも良いからと。

柴犬柄のパンツは見た瞬間に笑い声が漏れてしまった( ´∀`)

退院直後は実家にいたのですが、相当甘やかしてもらったし、夫は入院中毎日会いに来てくれたし、職場の人達は私の仕事を沢山引き受けてくれていたし、周りのみんなにはもう、感謝しかないです。

 

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最後までお読みくださりありがとうございました(^^)

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