木の家と

引き寄せの法則好きなややベジタリアンの畑日記や豆柴日記など

奄美大島の旅

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夏休みを取ってジュラ紀にタイムスリップしてきました。

いやいや。奄美大島に行ってきました。

盛り沢山の旅で全部記事にしたらえらい事になってしまうため、特に印象的だったことだけピックアップして書きたいと思います。(それでも長い。)

 

アマミノクロウサギ

アマミノクロウサギ奄美大島と徳之島にしかいない、絶滅危惧種の原始的なウサギ。

そんな貴重なウサギならもし見られたとしても1~2匹位だろうなと思っていたのに、1回のナイトツアーで16匹も見れました!!

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後ろを向くとこの真ん丸おしりがキュート(*´ω`*)

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お顔立ちはこんな風。耳が短く後ろ足も短め。手足には鋭い爪が生えていて、急な坂も何のそので登っていきます。

ガイドさんは「昨日はこの半分位しか見れなかったんだよ~」と言っていた。

我らツイてたのね(о´∀`о)

他にも手のひらサイズの小さいフクロウ、コノハズクや

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夜行性のシギで、こちらも絶滅危惧種アマミヤシギにも会えました!(写真後ろ向きだけど(^^;))

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●CANTEEN

奄美大島のごはん処でお勧めは?と訊かれたら私は迷いなく「キャンティーン!」と答えます。

マスター一人で切り盛りするバーカウンターメインの小さな飲み屋さん。

お酒が進む美味しい創作料理の数々と、マスターの楽しいお話で胃も心も満たされる~(*´ω`*)

マスターの料理とお人柄に惹かれての事と思いますが、有名人のお友達も多い模様。

お通しからして良かったです◎

趣向を凝らした色んなおつまみを少しずつ盛り付けた一皿だったんだけど、写真が無い。。(__)

マスターが「お通しは好みも分からないお客に対して有無を言わさず出すお店の顔だから、出すときは緊張するし、渾身の一皿に仕上げてる」というような事を後で話されていて、あぁ、だから色んな味と食感が楽しめるように工夫されているのだなぁと納得。

締めはアクアパッツァ

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昼はOHANAというカフェをやられてるんですって。

今度はOHANA にも行きたいなぁ。

 

●カワハギだらけ

海釣りもしました。

夫と二人で15匹位釣れたけど、まさかの全部カワハギっていう(°Д°)

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一口にカワハギと言っても、三種類いましたしたが・・

ガイドさん曰く、カワハギは皮が固くて包丁をダメにするので市場にあまり出回らないんだとか。

釣った魚を料理してくれる、ガイドさんが提携してる飲み屋さんでも一軒目には断られ、二軒目には「食べる分だけなら料理してもいいけど、あんまり沢山持たせないで」と言われたそう。

カワハギってそんな扱いなの!?

2匹は唐揚げにしてもらいました。

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これは美味。

しかし厨房の方曰く「この魚は唐揚げ位しか合う調理方法が無い。煮物はやってみてもいいけど美味しくできるかわからない」とのこと(;´д`)

とりあえず煮付けてもらいましたが、忠告通り微妙なお味・・

ごめんよカワハギΣ(ノд<)

因みに自分達で食べきれない分は海釣りのガイドさんがご近所に配っとくよと引き取ってくれました。

(全部持ち帰りを希望するなら勿論それも可です。)

 

●ミキ&トビンニャ

女子とゆるキャラではありません。

ミキは奄美大島で昔から作られている、乳酸菌たっぷりの発酵飲料。

スプーン一杯に1億個の乳酸菌、とかネットに書いてありました(°Д°)

若干酸味のある甘いお粥というかんじ。

好き嫌い分かれそうだけど、私は好きです。

色んなメーカーから出ていて、旅の間毎日違うところのミキを飲んでいたなぁ。

材料はお米、さつま芋、砂糖のみ。

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でもこの写真のはさつま芋が入ってなかった(^^;

 

トビンニャは奄美大島ではポピュラーな巻き貝。

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この写真だとよく見えないけど貝殻の口から爪のようなものが覗いてて、ちょっと見た目は怖いのですが塩茹でだけでうんまい!!です(≧▽≦)

爪をひっかけて跳ぶように移動するからトビンニャ。

(奄美大島では貝のことを「ニャ」と言うらしい)

 

田中一村

ドライブしてたら 何度か看板で目にした「田中一村(いっそん)」という名前。

下の名前が小林一茶与謝蕪村みたいだったんで俳人かと思って調べてみたら、日本画家でした。

「孤高の画家」とか「日本のゴーギャン」なんて書いてある。

しかも画像検索したらかっこいい絵がザクザク出てきて、気になりすぎる。

先述のキャンティーンのマスターも「見るべき!」と仰っていたし、これはもう行くしかないι(`ロ´)ノということで最終日に空港近くにある「奄美パーク」の中の一施設、「田中一村記念館」へ。

幼い頃から絵の才覚を現して神童とまで言われたらしいのですが、一度青龍社展に入選した以降は中央画壇からは評価されず、晩年はお客の顔色を伺いながら描くのではなく、本当に自分が描きたい絵を描くのだ!と奄美大島に移住。(出身は栃木県。)

紬工場の染色工として働いて、お金が貯まったら絵を描くことに集中する、という生活を繰り返して、個展を開く事も無く、無名のまま69才で誰にも看取られずに亡くなったそうです。

うぅ・・こういうゴッホみたいに生前評価されなくて死後有名になるパターンってやるせない(ノ_<。)

肝心の絵ですが、奄美の自然が岩絵の具でより鮮やかに、力強く、デザイン性高く描かれていて、めちゃくちゃかっこ良かったです。

一般的な日本画のイメージには収まらない感じ。

南国のたくましい自然を書いたという点で「日本のゴーギャン」という表現にはなるほどと思ったけど、ゴーギャンと違って人の絵はほぼ無く、植物や鳥の絵が多いです。

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お土産に買った絵はがき。

本当は掛軸みたいに細長い絵なんだけど、はがきサイズに収める関係上一部分のアップになっているのが残念(>_<)

原画の方が断然良いです。(当たり前か。)

今回の旅の一番の収穫は一村さんを知れて、絵を見ることができたことかもしれない。

皆さまも奄美大島に行く事があれば、ぜひに!田中一村記念館に行ってみてください~( ´∀`)

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最後までお読みくださりありがとうございました(^^)

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